TVアニメ(2018年)
☆☆☆☆★(4.6/5) 水木しげる先生原作の国民的漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の6度目のアニメ化作品。1968年に第1作目が放送され、本作が放送開始した2018年はTVアニメ化50周年の記念の年となりました。制作はもちろん東映アニメーション。監督は『プリキ…
2012年より始まった、日本を代表する傑作漫画「ジョジョの奇妙な冒険」のTVアニメ化第4弾。2012年に第1部が始まる前はマイナスな意見ばかりが溢れかえっていましたが、スタッフの「覚悟」と熱意により、ファンの信頼を獲得。今やdavid production…
三浦しをんの小説を原作としたアニメ作品。原作は過去に実写映画化もされていますが、私は読んだことも、映画も観たこともありません。では、なぜ視聴しようと思ったのかと言えば、それは制作スタッフ。プロデューサーには松下慶子と、制作会社にはProductio…
日本の漫画史に残る名作のアニメ化。昨今相次いで起こっている、「過去の名作のリメイク、アニメ化」の1つです。原作が伝説的な存在なので、アニメ化にはかなり高いハードルがあると思います。なので、企画したスタッフの勇気には賛辞を贈りたいです。ただ…
もう2019年の冬アニメも終盤戦です。そんな中、去年の夏アニメの感想を書きますよ。視聴しようと思ったのは、舞台劇からアニメ化など、マルチなメディアミックス展開をしている作品で、ブシロードの肝入りな感じがビンビンに感じられたためです。一応、…
原作未読。それでも視聴しようと思ったのは、本作が人気作であり、度々目にする機会があったから。軽い気持ちで視聴したのですが、見てみるとスタッフの本気度がビンビンに伝わってくる作品で、非常に丁寧な心理描写とその演出に惚れ惚れしながら見ていまし…
京都アニメーションの新作。最初に情報を聞いたとき、「なるほどなぁ」と思いました。要は弓道版の『Free!』を作りたいんだな、と。『Free!』はTVシリーズは現在で3期を数え、最近、完全新作の劇場版も決定した京アニが誇るヒットコンテンツですが、年月も…
遅くなった理由 今回は2018年の新作アニメベスト10の記事です。何故この時期になったのかというと、それは単純に私が時間を確保できなかったから。年末は映画のベストを決めたりとか私用で時間をとられ、秋アニメを年内に全話見れませんでした。それな…
『天狼 Sirius the jaeger』の次にP.A.WORKS制作が放ったオリジナル作品。視聴を決めた理由はこれだけで十分。中には微妙な作品もありますが、基本的にP.A.WORKSの作品は安定して面白いので。監督は『凪のあすから』や『さよ朝』でP.A.WORKSとコンビを組んで…
「まんがタイムきららキャット」にて連載中の卯花つかさによる4コマ漫画のアニメ化作品。原作は未読です。それでも見ようと思ったのは、まず監督が『ポールルームへようこそ』などに参加されていた佐藤雅子さんだったこと、そして何より、今期の「きらら枠…
電撃文庫から刊行されている人気ライトノベルのアニメ化作品。タイトルのバニーガール先輩は1話冒頭に数分しか出てきません。原作は『さくら荘のペットな彼女』の鴨志田一、イラストは同じく『さくら荘~』の溝口ケージ。私は著者の前作についてはアニオリ…
今やオタクの中で知らない人はいないと断言できる超人気シリーズ『Fate』。そのスピン・オフグルメ漫画が原作。原作は現在、3巻まで刊行されていて、そのアニメ化作品となります。ただ、放送形態が特殊で、連続TVアニメの形式ではなく、毎月1日にネットで…
あけましておめでとうございます。昨年は当ブログを読んでくださってありがとうございました。今年も頑張って更新していきますので、読んでいただけたら幸いです。さて、新年一発目の記事はこちらです。 1993年の4月から1994年の1月まで放送されて…
福本伸行原作の傑作「賭博黙示録カイジ」に出てくる敵キャラ、利根川幸雄を主人公としたスピン・オフ作品「中間管理録トネガワ」。本作はそのアニメ化作品となります。 原作はスピン・オフというよりも「賭博黙示録カイジ」を題材にしたパロディといった方が…
双葉社より刊行されている「月刊アクション」に連載されている、中村カンコによる漫画をアニメ化した作品。原作未読。それでも本作を視聴したのは、監督が太田雅彦さんだったから。結論から言うと、楽しめたのですけど、複雑な気持ちもある作品でした。 うち…
最初は不純な動機でした。夏に放送されるきらら枠で、題材はビーチバレー。想像するのはそりゃもちろん女の子の水着です。普通のアニメなら1クールに1回あるかないかのサービス回を、題材的に考えればほぼ毎回見られるのです。誰だって視聴しようという気…
【はじめに】 永井豪の代表作を、Netflixが資本を提供して制作したアニメーション作品。監督は天才・湯浅政明。この組み合わせを見た時、「こりゃ凄いものができるな」という予感を強く抱き、これを見るためにNetflixに加入ました。ただ、視聴したのは201…
バドミントンを扱ったスポーツアニメ。当初は視聴する気が全くなかったのですが、Twitterのタイムラインに1話の試合シーンのGIF画像が流れてきましてね。目を見張りました。急いでAmazon Primeで1話を視聴してみたところ、試合シーンはもちろんですが、そ…
P.A.WORKS制作、安藤真裕監督のアクションアニメ。人類を襲う吸血鬼と、それと戦う主人公たち「狩人」の戦いを描きます。 本作を見ようと思ったのは、制作がP.A.WORKSで、監督が安藤さんだったから。彼の作品は『ストレンヂア 無皇刃譚』は大好きですし、彼…
国民的な人気を誇るTVアニメシリーズ『ルパン三世』。そのTVアニメとしては5作目となる作品。これまで4度TVアニメ化されていますが、2シリーズ続けてジャケットの色が同じなのは初。 前作PART4は、ストーリーは1本の軸がありながらも、基本はバリエーシ…
「最終章」と銘打っておきながら、中々終わらない漫画(そしてアニメ)「銀魂」。アニメはクールの終わり毎に「終わる終わる詐欺」をするのが定番になってきていますが、遂には原作もいつまでも「最終章」を銘打っても中々終わらないという状況になっていま…
2018年の6月、夏クールに視聴するアニメを探していた時のことです。私はアキバ総研の新作アニメ一覧を参照して視聴するアニメを決めているのですが、そこで本作を知りました。貼られている画像は可愛らしい女の子が3人。そして作品紹介文には、「3人…
前作『STEINS;GATE(以降、無印)』は、驚異的な完成度を誇るアニメでした。前半のキャラクター紹介を兼ねた周到な伏線張り、そしてその日常が崩壊し、物語が一気にドライブしだす中盤。そしてそこから続く、容赦なく残酷な結末を突きつけてくる世界への抗い…
世の中には、バカアニメというものがあります。それは大きく2つあると思っていて、1つはストーリーは荒唐無稽でどうしようもないのですが、映画の中でそれを大真面目にやっているもの。そして2つはストーリーも登場人物もバカというもの。本作は明らかに…
夏アニメ2本目。原作が人気なので気になって視聴。「発想の勝利」とは、この作品のためにあるのだと思いました。確かに面白かったです。そして、同時にとても勉強になるアニメだと思いました。 本作は、最近流行りの擬人化ものです。これまでも戦艦とか城と…
過去に4回TVアニメ化されている、赤塚不二夫の代表作にして、日本ギャグマンガの金字塔『天才バカボン』。その5度目のアニメ化作品。原作の時点でかなり危ない下ネタや、常軌を逸したナンセンスなギャグが繰り広げられるスラップスティックな作品でしたが…
まだ夏アニメも全て見ていないのですが、もう10月に入りますよ。今年も後3カ月です。つまり、秋アニメが始まるのです。夏アニメは個人的に地味な印象だったのですが、『あそびあそばせ』とか個人的にドツボな作品もあったりして楽しめました。今期はどう…
トリガーとA-1Pictures共同制作の作品。監督は『THE IDOLM@STER』の錦織敦史さん。『THE IDOLM@STER』において、見事な群像劇を見せてくれた錦織さんですが、そんな彼が今度はガイナックスの系譜をひくロボットアニメを監督する。この組み合わせがどのような…
庵野秀明監督の盟友、樋口真嗣と、『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない』の脚本家、岡田麿里が、ボンズと組んで送り出したオリジナル・アニメ。キャラクター原案には青木俊直、モンスターコンセプトデザインにコヤマシゲト、メカニックデザインに河…
・はじめに 動画工房のオリジナルアニメ。感情表現が乏しい多田くんと留学中の王女、テレサとの恋模様を描く。私にとって面白かったのは、回を重ねるごとに本作に対する印象が変わっていったことです。具体的に書けば、序盤は「軽い気持ちで見られるラブコメ…