2019-01-01から1年間の記事一覧
85点 田中征璽、皆川暢二、磯崎義知の3人が結成した製作チーム、OneGooseにより製作されたインディーズ映画。昨年の『カメ止め』と同じく監督、俳優共に知名度0の方々が集まって製作されたものの、東京国際映画祭では絶賛され、スプラッシュ部門監督賞を…
皆様。こんばんは。いーちゃんです。2019年ももう終わりですね。来年は遂に2020年。『AKIRA』と同じく、まさかの東京オリンピックが開催されるという記念碑的な年になりました。正直、そんなことしてる場合じゃないだろと思いますし、不祥事続きで本…
80点 2017年に公開され、ホラー映画歴代最大のヒットを飛ばした前作『IT "それ”それ”が見えたら終わり』の続篇にして完結篇。監督はアンディ・ムスキエティが続投し、成長した「ルーザーズクラブ」にはジェームズ・マカヴォイやジェシカ・チャステイン…
55点 1977年に『新たなる希望』が公開されてから42年。旧三部作、プリクエル・トリロジー、そして2015年の『フォースの覚醒』より始まった今回のシークエル・トリロジーを経て、『スター・ウォーズ』という映画史における「神話」が遂に完結しま…
別冊少年マガジンにて、2017年1月号から2019年10月号まで連載された漫画のアニメ化作品。原作は岡田磨里、画は絵本奈央。アニメ化にあたり脚本は漫画から引き続き岡田磨里が務めています。制作会社は「RELEASE THE SRYCE」などのLay-duce.監督は…
先日、通勤時に偶然「遊戯王ヒストリートレイン」に乗りました。どうやら遊戯王OCGは10000種類を突破したらしく、それを記念してのものとのこと。電車は「遊戯王」一色であり、車体には歴代のキャラクターとエースモンスターのラッピングが施され、車内…
82点 北条司先生原作で、80年代の週刊少年ジャンプを代表する漫画、「シティーハンター」。まさかの実写化作品。遥か昔にジャッキー・チェンが後藤久美子と共に出演した作品がありましたが、それとは全く関係がない作品です。制作国はフランスで、監督・…
47点 今年の4月に逝去された、モンキー・パンチ先生原作による説明不要の国民的アニメ「ルパン三世」。本作は『ルパン三世』単独作としては1996年の『DEAD OR ALIVE』以来、実に23年振りとなる劇場版作品です。本作のトピックについてはそれだけで…
著:渡航 イラスト:ぽんかん⑧ 出版社:小学館 渡航先生原作、ぽんかん⑧先生がイラストを担当しているガガガ文庫を代表するライトノベルシリーズ。めでたく最終巻となります。本作は、2011年に①巻が発行され、2013年にアニメ化されると瞬く間に大ヒ…
95点 新井英樹先生原作の漫画、「宮本から君へ」の映画化作品。監督は『ディストラクション・ベイビーズ』の真利子哲也。2018年には同監督でTVドラマ化もされており、本作はTVドラマの続篇になります。だからこそ、最初は観るのを躊躇しました。鑑賞前…
53点 三谷幸喜監督最新作。私は三谷監督の作品は映画を本格的に好きになる前からよく観ていて、おかげで評判が最悪だった『ギャラクシー街道』以外は観ています。脚本を担当したTVドラマも新作をやれば必ず見るくらいにはファンです。ただ、映画をよく観る…
96点 中国産アクションアニメ。MTJJ木頭先生が原作で、同時に本作の監督も務めています。公開してしばらくは私は存在すら知らず、初めて知ったのは例によって名アニメーター、井上俊之さんの絶賛ツイートでした。そこから高評価の声が続々と聞こえてきてが…
80点 11月8日。映画ファン的には、今年の注目作の1つ『ターミネーター/ニューフェイト』が公開されました。楽しみにしていたのは映画ファンだけではなかったようで、普段あまり映画を観ない層の観客も動員し、その週の興行収入ランキングで見事1位を…
79点 昨年、『万引き家族』で日本人としては21年振りにカンヌ国際映画祭最高賞、パルム・ドールを受賞した是枝裕和監督。映画も大ヒットを記録し、質的、興行的にも大成功を収めた彼が次に放った作品は、カトリーヌ・ドヌーヴ、ジュリエット・ビノシュ、…
96点 巨匠、マーティン・スコセッシが、共にハリウッドをのし上がったロバート・デ・ニーロと『カジノ』以来、24年振りにタッグを組んだギャング映画。本作のトピックはそれだけではなく、共演にはデ・ニーロと同じくスコセッシ組のジョー・ペシ、ハーヴ…
53点 昨年、『カメラを止めるな!』の大ヒットにより、一躍時の人となった上田慎一郎監督。おそらく、今映画界で最も次の作品が待ち望まれている彼の最新作です。私も突如として現れたこの監督の作品は、同じ時代を生きている者として出来るだけ追っていこ…
78点 実在した戦場ジャーナリスト、メリー・コルヴィンの生涯を映画化した本作。監督は『カルテル・ランド』『ラッカは静かに虐殺されている』などのドキュメンタリーで知られるマシュー・ハイネマン。町山智浩さんがたまむすびで紹介していたので興味が湧…
65点 権利関係の問題で、『ターミネーター2(以降、『T2』)』以降、制作からは離れていたジェームズ・キャメロンが復帰し、あの傑作『T2』の「正当な続篇」として公開された本作。『T2』が公開されたのは今から28年前ということと、『T2』で上手く物語…
95点 原作既読。それ故に映画化を知ったときは戸惑いました。「出来るわけがない」と。原作を読んだ方ならば分かると思いますが、本作は非常に映像化しにくい作品であり、ハードルは相当高いのです。普通ならばスルー案件なのですが、監督は2017年に『…
89点 引退した殺し屋が、激情にかられてあらゆる敵を倒していく痛快シリーズ、『ジョン・ウィック』。1作目は単なる「ナメてた相手が殺人マシーンでした」映画であった本作ですが、2作目から急激にフィクションラインが上がり、ジョン・ウィックが所属し…
今週のお題「好きな漫画」 久々にはてなブログのお題に参加します。「好きな漫画」と言われれば、私もそれなりには漫画を読んできたし、今もそこそこは読んでいるので、そりゃたくさんありますよ。その中で、今回私が記事にしようと思うのは、「ほしとんで」…
82点 あの傑作TVドラマ「ブレイキング・バッド」の劇場版作品。TVドラマの頃から画面構成、演出と、「映画」と呼んでも差し支えないレベルの作品でしたが、とうとう本当に映画になってしまいました。とは言え、Netflix作品なのですが。私はTVドラマは結構…
57点 『アラジン』で青くなってミュージカルをやったと思ったら、今度は若い頃の自分自身と戦うハメになったウィル・スミス。端から見てて、確かに愉快でしたが、私は本作を観るつもりはありませんでした。確かに、ウィル・スミスVSウィル・スミスというネ…
95点 存在を知ったのは、アフター6ジャンクションのコーナーにて。名アニメーターである井上俊之さんが本作を絶賛していたので興味が湧き、9月の末に頭が痛いのと疲労がたまっている体を押して恵比寿まで鑑賞してきました。 結果、鑑賞して本当に良かっ…
現在、週刊少年ジャンプで大好評連載中の五峠呼世晴先生の原作をアニメ化した作品。単行本は17巻まで発行され、累計の売上部数は1200万部を突破(2019年10月現在)しているという今のジャンプを代表する作品の1つです。私は例によって原作は読ん…
78点 初ジェームズ・グレイ。当初は観るつもりはなかったのですが、例によってヴェネチア国際映画祭にて大変評判が良かったということと、このような文芸映画っぽい作品が近くのシネコンでかかっていて観やすかったので鑑賞してきました。 予告とポスター…
87点 東宝が制作した、オリジナル・アニメーション。監督は「ソード・アート・オンライン」シリーズの伊藤智彦。脚本は小説家の野崎まど。制作はあの傑作『楽園追放』を生み出したグラフィニカ。私は「S.A.O」にはそこまでハマらなかったですし、野崎まど…
「フルメタルパニック!」シリーズの賀東招二先生原作の同名ライトノベルをアニメ化した本作。原作は「海外の小説を賀東先生が翻訳した」という体で書かれている、少し面白い作品です。私は原作の存在は以前から知っていましたが、まぁ例によって読めておら…
人間がその生活の場を火星にまで伸ばした未来。難民の子、キャロルと、政治家の娘、チューズデイ。彼女らが出会い、音楽を通して絆を深め、成功していく様を描いた作品です。総監督は「カウボーイ・ビバップ」「スペース・ダンディ」等、名作を生み出してき…
91点 何でもアメリカの前大統領、バラク・オバマが2018年のベストに選んだという本作。私はオバマは別にいいのですが、本作の高い評判は前から入ってきていまして。雰囲気的に同じような感じの『レディ・バード』も素晴らしかったので楽しめるんじゃな…