2017-01-01から1年間の記事一覧
こんにちは。いーちゃんでございます。今年ももうお終いですね。世間はすっかり大晦日ムードで、周りも普段とはどこか違います。この大多数が休んでいる感じが何とも言えませんね。 さて、私的には、今年も色々ありましたが、例年以上に映画をたくさん観るこ…
・前書き つい先日新作の放送が終了した「キノの旅」。その過去作品です。私がこれを見たのはまだ私が中学生だった頃、キノにハマり始めたときでした。ハマり始めた作品がアニメ化されていると知り早速近所のGEOでレンタル。ワクワクしながら見始めました。…
95点 冒頭が非常に印象的です。闇の中を3人の兄弟が川を渡っていくアレです。後ろから追いかけてくるのは横暴な父親。彼らはその暴力から逃げ出してきたのです。しかし、3人は川に足をとられて上手く走れず、もがきながらも逃げ続け、長男だけが向こう岸…
80点 予告を観て面白そうだったので鑑賞。その独特の設定と突飛な展開で賛否あるらしいですが、私にとっては非常に面白い作品でした。というのも、映画として突飛でも、内容的にはエンとザンの純然たるボーイ・ミーツ・ガールだったからです。白状すると最…
85点 「マナーが人間を作る」劇中の台詞です。しかし、本作は「マナー」なんて知ったことか、みたいな雰囲気に満ち、虐殺は起こるはゲロ吐くは挙句の果てには脳みそ大爆発とか、痛快で、しかしとても不謹慎な作品でした。 まず目を引くのが荒唐無稽のアク…
95点 原題「HIDDEN FIGURES」。訳すと、「隠された数式」本作は「数学」がメインテーマとなているので、その意味もあります。しかし、「能力はあるのに不当に差別され、存在が知られていなかった人」の意味もある、というように、いくつにも意味が重なって…
80点 「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」の白石和彌監督作品。今回は実録作品ではなく、小説が原作。しかもミステリーで、「愛」が主題の作品。知ったときは中々異色な組み合わせだなと思いました。でもよく考えてみると、原作が「イヤミス」の評価を得ていた…
私も映画を観始めて何年か経ちました。本数を重ねてくると、自分の中で大切な作品にも巡り合えるものです。そういった作品がオールタイムベストというやつなのか、じゃあそろそろ私もベストテンなんていうものが選べるのかなぁとか考えていたところに下のよ…
90点 「あゝ、荒野」後篇です。前篇の感想はこちら。 inosuken.hatenablog.com 映画館で観ようと思っていたのですが、中々予定が合わず、そうこうしてるうちにDVDがレンタルされてしまいまして。近いところで電車で40分くらいのところでしかやってないの…
93点 昨年、映画評論家の方々が大絶賛していたピンク映画。「皆殺し映画評論家」柳下毅一郎氏に至っては、2016年のベストにまでしていました。そうなると気になるのが人情というものです。そしてつい最近、「キングスマン」をレンタルしようとTSUTAYA…
95点 映画が始まった瞬間。私の少ない映画体験の中で、おそらく最も鮮烈なオープニングに圧倒されます。ここから本作がファッション界のカリスマが道楽で作ったものではない事が感じ取れます。 アートギャラリーのオーナー、スーザン。彼女は社会的に成功…
85点 「コララインとボタンの魔女3D」「パラノーマン ブライス・ホローの謎」などで知られるストップモーションアニメ制作会社、スタジオライカ最新作。何と今度は日本が舞台。「海外の映画で日本が舞台」と聞くと、思い出されるのはトンデモ日本描写の作…
86点 全米で大ヒットしたサスペンス・ホラー。サスペンスとしてももちろん面白いですが、それ以上に本作は現代のアメリカの中にある差別意識を風刺し、最終的にそれを全てぶっ飛ばすという痛快な娯楽作品となっていました。 アフリカ系アメリカ人である青…
80点 大日本帝国占領下時代の韓国を舞台にしたスパイ映画。こういう舞台でこのジャンルだと必然的に抗日的な内容になりそうなものですが、本作は祖国と統治国の間で揺れ動く主人公の心情に焦点を当てることで、むしろ民族主義的な内容になっていると思いま…
78点 「マイティ・ソー」3部作最終作。今回も例によって、オーディンの過去の負債をソー、ロキの兄弟が清算する話。毎回毎回親父の負債を処理させられる2人には同情を禁じ得ませんが、今回は事情が違います。今回の敵はソーの姉、破壊の神・ヘラ。アベン…
80点 現在、大ヒット中のスティーブン・キング原作のホラー映画。正直、ホラーは苦手なのですが、食わず嫌いは良くないし、久しぶりに単純に怖い目にあいたいなという欲求が急激に高まっていたので、鑑賞しました。 しかし、正直、そこまで怖くありません…
60点 ゴジラ、初のアニメーション作品。情報が発表されてから、面白い試みだと思いつつ、これまでのゴジラを観ていた付き合いで鑑賞しました。 感想として、本作は「ゴジラ」の世界を1度完全に解体し、ミリタリーとSF設定を盛り込んで再構築した、「ニト…
85点 かつて福岡で発生し、家族全員に死刑判決が下った連続強盗殺人遺棄事件。それを追ったルポを原作とした実録映画。事件が事件だけに、どれだけ陰惨な話なのかと思って観てみましたが・・・・完全にコメディでした。確かに、劇中には暴力が吹き荒れます…
90点 タマフル監督自薦枠で取り上げられていたことで存在を知りました。そこで読まれた監督の「世界と渡り合えるアクション」とはどんなもんじゃいな、と思い、鑑賞しました。 いやぁ、凄まじいアクションでした。ストーリーは正直、単純です。穏やかな暮…
84点 故・寺山修司の、唯一の長編小説を映画化した作品。彼の作品は全く読んだことがありません。詩人ということは知っていますが、私の中で大きいのは、「あしたのジョー」の力石徹の葬式を開いた人間だということです。そこまで熱狂的なファンだったのか…
75点 「レオン」の原型と言われるハードボイルド・アクション。以前から見たいと思っていたので、午前十時の映画祭でかかったのを機に鑑賞しました。 「レオンの原型」と言われるだけあって、大筋はほとんど同じ。年が離れた2人の、奇妙な絆の話です。です…
78点 「アイアンマン3部作」の最終作。1作目が「アイアンマンになるまでの話」で、2作目が(アベンジャーズのブリッジ的役割だったとはいえ)、アイアンマンの成長の話でした。そして本作は、トニー・スタークが「アイアンマンとしてのアイデンティティ…
88点 「ブレードランナー」の35年ぶりの続編。監督は「メッセージ」のドゥニ・ヴィルヌーヴ。前作が熱狂的な支持を得ているため、監督にとっては非常に分が悪い作品であるのは明白。しかしてその出来は、「ブレードランナー」の続編として、申し分ない作…
94点 凄腕ロビイストの女性が銃規制法案を可決させるサスペンス。監督は「恋に落ちたシェイクスピア」でアカデミー賞を受賞したジョン・マッデン。「恋に落ちたシェイクスピア」は今ハリウッドを騒がせているハーヴェイ・ワインスタインが金でアカデミー賞…
98点 「仁義なき戦い」事実上の完結編。広能と山守の長きにわたる因縁はここで1つの決着を見ます。本作では、広島ヤクザ抗争の決着を描くと同時に、様々なことを描いている作品でした ・時代の変遷、戦後から成長へ 本作では抗争の決着と同時に、様々なこ…
88点 韓国映画です。本作は学校という大変窮屈な空間の中で繰り広げられる、小学生にとってのサバイバル劇です。と同時に、綺麗な友情の話でもありました。 小学4年生のソンはクラスで孤立している。ドッヂボールのときは「線を踏んだ」と言いがかりをつ…
65点 「マイティ・ソー」の続編。MCUの劇場公開順的には、「アイアンマン3」の方が先ですが、ソーの新作が間近に控えているため、先にこちらを鑑賞しました。残念ながら前作はそこまで面白いと思えなかったのですが、今作は前作よりは面白いと思いました。…
65点 民間の航空会社でパイロットとして働くバリー・シール(以下、バリー)。彼は日々の業務をこなしつつ、キューバ製の葉巻をアメリカに密輸し、小遣い稼ぎをしていた。そしてそれに付け込まれ、CIAの極秘密輸作戦に参加させられる。そしてその過程で出会…
98点 シリーズ3作目。外伝的内容だった前作に対し、本作は広能を主人公に戻して広島抗争を描いています。 今作では、関西を二分する勢力・神和会と明石会それぞれをバックとした広島のヤクザが、「代理戦争」の形で抗争する様子を描いています。これは冒…
73点 メンズデーで、「パターソン」と合わせて鑑賞した本作。鑑賞しようと思った理由は、予告で、主人公がクラスのマドンナ的存在にも招待されない「イケてない奴」だったからですね。評判もまずまずだし、これは観ておかなくては思いました。 クラスで浮…