暇人の感想日記

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2018年夏アニメ感想⑤【銀魂 銀ノ魂篇(2期)】

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 「最終章」と銘打っておきながら、中々終わらない漫画(そしてアニメ)「銀魂」。アニメはクールの終わり毎に「終わる終わる詐欺」をするのが定番になってきていますが、遂には原作もいつまでも「最終章」を銘打っても中々終わらないという状況になっています。しかし、それが「BLEACH」のようにファンの怒りを買うわけでもなく、むしろ作風として受け入れられている点はこの作品らしい懐の深さだなぁと。

 

 そして、TVアニメ放送中に遂に発表された原作終了のニュース。これを聞いて、「そうか、ようやく終わるのか。アニメと同時だな」と思っていました。しかし、さすがというか何というか、まさかの「未完」で掲載紙を移すという暴挙。それではアニメ版はどうなるのかと思っていました。1番あり得そうだと思ったのは1期と同じく、途中で終わらせること。内容も終盤にギャグが出てきましたが、基本的にシリアス路線でした。しかもこれまでもこういうことは何回かやっているので、違和感はありません。

 

 そう思って臨んだ最終話。いやぁ、さすが「銀魂」ですわ。まさか良い所で強制終了し、後はこれまで原作のグダグダぶりに付き合わされたスタッフの苦悩を暴露する内容になるとは。こんな終わり方は「銀魂」でないとできません。序盤にシリアス路線をやったのに後半にこのようなグダグダ暴露。1クールの間にここまで落差がある作品は中々ありません。何という懐の深さ。「銀魂」の強みがここでも活きてるなぁと。原作の続きはジャンプGIGAだそうですが、アニメはどうなるのでしょうか。まぁここまで来たら最後まで付き合いますよ。って前にも書いたな。

 

 後、話の内容的な感想も。ぶっちゃけやっていることとかオルタナの下りとかは何が何だかさっぱり分からないのですが、驚かされるのは空知先生のキャラクターの交通整理力。今公開されているMCU(マーベルシマティックユニバース)の『アベンジャーズ』シリーズもビックリの交通整理力です。本作はこれまで出てきたキャラクターの総力戦なのですが、それでも全てのキャラに見せ場があり、空気となっているキャラがいません。それでも話があまり破綻してないというのは見事だなぁと思います。まぁ、展開がピンチ→仲間来る→ピンチ→仲間来る、なので若干飽きが来ますけど。でも、やることはやっていて、神楽の家族のその後として、海坊主と神威の共闘を描いていたのは良かったですね。

 

 ただ、私はやっぱり、「銀魂」はギャグ路線が好きだなぁと思います。シリアス路線とギャグ路線とでは時間の感じ方が全然違います。続篇はもう少しギャグ多めだと良いな。

 

 

「ポロリ篇」の感想です。あの暴露を見た後だと、これは怪我の功名だったのだなと。

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