2017-01-01から1年間の記事一覧
78点 午前十時の映画祭で鑑賞。最初は観る気がなかったのですが、偶然時間ができたこと、そして、思えばこれまでトリュフォーを観たことがなかったので、お勉強のつもりで鑑賞しました。 原題は「L`Argent de poche」訳すと「おこづかい」です。これは映画…
78点 初めて題名を聞いたときは、「ウルトラセブンのタイトルみたいだな」と思いましたが、観てみたら本当にセブンのような話でした。原作者である前川知大さんも「セブンには影響を受けた」とインタビューで仰っていました。でも、内容は「散歩する惑星」…
98点 これまで「家族」を主題にして映画を作ってきた是枝監督による、自身初となる法廷劇。観てみると、これまで自分が見てきた世界が全て崩されたかのような感覚を覚えるとんでもない作品でした。 今作の制作の発端は、是枝監督が弁護士にインタビューを…
最遊記、まさかの再アニメ化。前作のGUNLOCKが2004年なので、13年ぶりだそうです。最近、タイムスリップしたのかというくらい過去のアニメが再アニメ化されていますね。今は一体、西暦何年なんだ。しかし、私も前作のアニメは見ていたので、続きなら見てみる…
夏アニメも徐々に終わってきていますね。これから、終わった順に見ていたものの感想をあげていこうと思います。 今回は「潔癖男子!青山くん」です。作品的に関係ないですが、「田中くんはいつもけだるげ」みたいに、地味だけど面白いギャグアニメ感があった…
99点 「アニメーションは爆発だ」 かの有名な芸術家、岡本太郎の言葉を借りれば、今作はこのように表現できると思います。この作品は、「生きること」への圧倒的肯定に満ちています。全編を通してアニメーションの動きが半端ではないですが、それそのもの…
90点 「スーパー・サイズ・ミー」という映画があります。「マクドナルドは肥満の原因なのか」ということを検証したドキュメンタリーで、ある肥満女子2人が太ったのはマクドナルドの責任である、と訴訟を起こしたことがきっかけで作られたそうです。この映…
93点 各国で絶賛された韓国製ゾンビ映画。日本でも前評判が非常に高く、公開前から楽しみにしていました。 傑作だと思います。ただゾンビが出てきてワーキャー騒ぐだけのパニックムービーではなくて、日常の中にゾンビという異質なものが介入することで、…
73点 DCEU最新作。これまでとは違い、観客からも批評家からも評価が高い模様です。これまで大してDCEU作品は観てこなかったのですが、この評判が気になり、鑑賞しました。 まず書きたいのは、ガル・ガドットが素晴らしすぎたということです。彼女そのもの…
94点 「ELLE」。フランス語で、「彼女」という意味だそうです。この意味の通り、1人の女性の話でした。そして同時に、ヴァーホーベンの世の中への挑戦状みたいな映画でした。 この映画では、主人公は、一貫して我々が「普通は」こうなんじゃないの?という…
50点 東北新社とファミリー劇場の共同企画により発掘された6人の新人声優が主演のオリジナルアニメーション映画。ぶっちゃけ、この6人を売り出すために作られた感がある映画で、普段だったらスルーしてる案件です。ですが、今回は鑑賞しました。理由は2…
90点 巷では、「ミュージカル・カーアクション」と言われている本作。その通り名に恥じることなく、常に音楽がかかり、しかもそれが映像と完璧にマッチしているという常識外れな作品でした。 本作は、強盗をしている仲間を外で待つベイビーの姿から始まり…
細田守の快進撃が始まった記念碑的作品。私が今回、今作を観ようと思った理由は2つあります。1つ目は夏だから。2つ目は、細田守作品の面白さを再確認するためです。 キャリアを着実に積み上げて、遂には作品ごとに一定のヒットを出せるまでになった彼ですが…
pixivで話題になり、遂には50万人が読んだといわれる作品の書籍化。私はこの手の漫画は読まず、本作も完全ノーマークだったのですが、「映画秘宝」で紹介されていて、俄然興味が湧き、購入してしまいました。 とても面白かったです。絵は今風の萌えキャラ…
45点 昨年「君の名は。」を見事なプロデュースで驚異的大ヒットに導いた、川村元気P。彼が仕掛けた次の夏アニメは、岩井俊二監督の名作のアニメ化でした。公開時期、予告、そして宣伝の力の入れようから、東宝が「君の名は。」の二匹目のどじょうを狙って…
79点 これまで権利関係の都合上MCUに参加できなかった本作が、遂に、本格的にMCU(ホーム)に帰って(カミング)きました。本作は復帰後の記念すべき初単独作です。そういう意味で、今作は特別な意味を持ちます。 どういう作品になるかと思いましたが、前…
98点 幻の傑作として長らく発売されなかった作品。どうも権利関係でごたついていたのが原因だそうです。それを買い戻してこうして公開してくれた人たちには感謝しかありません。しかし、不安を感じてもいました。上映時間が長いですし、この手の「傑作」は…
90点 「哭声」「哀しき獣」のナ・ホンジン初監督作品。「哭声」でやられてしまい、監督作を観たいと思ったので鑑賞。「哭声」よりはちゃんとした映画でした。しかし、展開がこちらの予想をどんどん裏切るものだったり、常軌を逸した犯人が出てきて、何か人…
65点 MCU第5作目。ソーやハルクをすっ飛ばし鑑賞。とりあえず「スパイダーマン ホームカミング」に合わせて関係ありそうな映画を観ようと思ったので、こんな順番になりました。でも、他作品との関係性を知らなくても楽しめる作品でした。ただ、「アイアン…
89点 親の心、子知らずという諺があります。親が心配していても、子どもはそのありがたみが分からないものです。ですが、行き過ぎた心配は、子どもにとっては「ウザい」だけです。特に本作のように、成人してまで職場に押しかけられ、人生について説かれた…
82点 初アスガー・ファルハディ。そして初イラン映画。ミステリー的な面白さを持ちながら、ある夫婦の決裂を丁寧に描いた作品であり、同時にイランの社会問題も浮き彫りにしてみせた作品でした。 まず、本作は、かなりの集中力が要求されました。何故なら…
70点 M県S市杜王町。そこに住む1人の高校生。彼の名は東方仗助。人は彼を、JOJOと呼ぶ――― ※呼びません。呼んでくれたのは名も知れぬ不良だけです。 予告からこんな突っ込みを入れたくなる本作。煽りも「世界驚愕」とか、たぶん意図的でしょうね。まぁ、ジ…
88点 ブライアン・デ・パルマ監督のロック・ミュージカル。方々でカルト的人気を誇る本作ですが、なるほど作品全体に「異様な」雰囲気を漂わせている怪作でした。 本作は所謂「出来のいい映画」ではありません。物語はあるものの内容は滅茶苦茶だし、役者…
・挨拶 はじめまして。 この度ブログを開設したいーちゃんと申します。 読書と映画、アニメ等の鑑賞を趣味としています。私がこれらから感じたことを記録しておきたいと思ったため、ブログを開設しました。 拙い文章ですが、ご一読いただけましたら幸いです…