暇人の感想日記

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2017夏アニメ②【最遊記RELOAD BLAST】感想

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 最遊記、まさかの再アニメ化。前作のGUNLOCKが2004年なので、13年ぶりだそうです。最近、タイムスリップしたのかというくらい過去のアニメが再アニメ化されていますね。今は一体、西暦何年なんだ。しかし、私も前作のアニメは見ていたので、続きなら見てみるかという気持ちで見ました。

 まず驚いたのが、今回のアニメは、原作の文脈を踏まえたうえでの、BLASTのアニメ化だということです。前作は、結構アニメオリジナルの展開があったりして、ヘイゼルとガトの結末が原作とアニメでは結構違っています。しかし、本作はそこら辺の文脈バッサリ切って作っている気がしました。随分思い切ったことやるなと思っていましたけど、見る分にはあまり問題ではなかったですね。私の勝手な考えでは、今作の魅力は、三蔵一行にあると思っているので。もちろん、話の筋や他のキャラも魅力的ですが、やはりあの4人でしょう。

 「誰も俺たちを止められない」どこかで言ってた気がするのですが、本当にその通りでした。作中、一行は旅をするのか決断を迫られますが、そんなことは他人に決めさせません。自分たちの道は自分たちで決める。牛魔王討伐は天界からの指示ですが、旅をしているのは彼らの意志です。だから寄り道ばっかなんですね。今作を見て、三蔵一行のその一面を再確認できました。こういう姿勢がカッコいいんですね。そういう意味で、今回のアニメは、終わり方的には一番「最遊記」っぽかった気がします。俺たちの旅は終わらない的な。弾は放たれた、的な。

 また、作画についてですが、絵はやはり安定していました。でも、やっぱり動かないですね。カメラ動かして動きを表現してました。これはやはり最遊記の伝統なんでしょうか。

 後、うら最もやってくれて、嬉しかったです。本編のギャップで毎回笑ってましたし、あれがあると、最遊記見てるなって思います。

 さて、原作準拠だったせいか、いろいろな要素が中途半端で終わった今作。続きはあるのでしょうか。あったら是非見たいですね。