95点
・はじめに
願いは叶う。王を称えよ、仕掛け人を称えよ、監督を称えよ、そしてこの映画を称えよ。
バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!
全マヒシュマティ国民待望の『完全版』。私も上映決定の情報を知った時から大変楽しみにしていました。しかし、他にも観たい映画があるし、しかも時間が少ない。なので観たのはセカンド上映ででした。
・インターナショナル版との違い
本作は先んじて公開された『インターナショナル版』に約26分の時間を足したものです。時間は足されているのですが、観てみると足された感じが全くないです。前作にあった次々と見せ場を出していくジェットコースターのような展開はそのままに、より各キャラの内面を深掘りした内容になっています。中でも最も深く描写されているのはデーヴァセーナ。『インターナショナル版』には無かったミュージカルシーンが追加されたことで、彼女がバーフバリに惹かれていっていることが分かり、より魅力が増しました。つーか、何故カットしてたんだ・・・。また、時間が足されたことでブツ切りカットがほとんど無くなったのはプラス評価。展開の余韻に浸れるようになっています。これは監督のインタビューの通りでした。
・全部盛りの内容
また、改めて観てみると、本当に「全部盛り」だなと。王道の貴種流離譚を軸にし、宮廷もの、姑とのいざこざ、外連味溢れるアクション。それが1つにまとまっているからこそ、本作は名作だし、ここまで評価されているのだなぁと思います。
・おわりに
『完全版』になり、本当に完成した『バーフバリ』。上映時間が増えたのも気にならないくらいの面白さ。体感時間は5分です。ココから観ても全然OKですね。
『インターナショナル版』の感想です。