暇人の感想日記

映画、アニメ、本などの感想をつらつらと書くブログです。更新は不定期です。

【ブルース・ブラザーズ】感想

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75点

 

 

 1980年に公開され、今なお根強いファンが多くいる本作。私も以前から存在は知っていて、1度観てみたいなぁと思っていました。そんなところに舞い込んだ午前十時の映画祭での上映。今回は映画ファンの投票が参考にされてラインナップが決まったので、ここでも作品への根強い人気を感じました。この週は特に観たい映画もないので、映画館にて鑑賞しました。

 

 鑑賞してみると、本作は全編ノリと勢いで作られているかなりハチャメチャな作品でした。しかし、その突っ走っている姿勢、唐突にかかる音楽と、それに合わせたダンスのカッコよさを以てして十分に観られる作品で、私は楽しめました。

 

 本作の魅力は、上述の通り音楽だと思うのですが、それと同じくらい印象的なのが主人公である2人、「ブルース・ブラザーズ」です。終始黒のスーツにパンツ、頭にはハット、顔にはサングラス(もちろん黒!)を着込み、縦横無尽に活躍します。その活躍ぶりは、冒頭、刑務所から出てきたことから分かるように、社会の規範に縛られないアウトローのそれ。

 

The Blues Brothers

The Blues Brothers

 

 

 そう、彼らは「アウトロー」なのです。世間の常識に縛られず、ひたすらに我が道を行く。だから服装も黒のスーツとサングラスでビシッと決めているのです。「俺たちは何者にも染まらない」と宣言しているように。だからこそ、ネオナチの集団に突っ込んでいったり、警官とカーチェイスを繰り広げたりするわけです。・・・メンバーの集め方とか、結構いい加減だったり純粋に酷かったりするのですが。

 

 アウトローである彼らですが、もちろん大切なものを持っています。ストーリーは、自分たちにとって大切な孤児院を守るための資金集めとして、「神の啓示」を受けた2人がバンドを再結成させるというものです。彼らは社会のつまはじき者かもしれませんが、本当に大切な物は何か知っている。そしてそれに向かってひたすらに前に進むのです。その姿がカッコいいのだと思います。

 

 本作の大きな魅力として、音楽があります。本作はサタデー・ナイト・ライブが大元ということもあってか、プロのミュージシャンが何人も出演し、その音楽を披露してくれます。そしてそれに合わせて、キレのいいダンスが始まるのです。ここはビジュアル的にもカッコいい。

 

 ストーリーはハチャメチャでも、音楽とダンス、そして2人の個性で観てしまえる作品で、私は結構楽しめました。

 

 

ミュージカル・カーアクション映画。これは傑作でした。

inosuken.hatenablog.com

 

 内容はまるで違いますが、これもめちゃくちゃなミュージカル映画でした。

inosuken.hatenablog.com