暇人の感想日記

映画、アニメ、本などの感想をつらつらと書くブログです。更新は不定期です。

2017秋アニメ【クジラの子らは砂上に歌う】1話感想

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 失礼ながら、原作を知らなかったため、最初はオリジナルアニメだと思っていました。でも調べてみたら秋田書店から出ている「ミステリーポニータ」に絶賛連載中の作品らしいです。原作を知らない私が何故今作を見ようと思ったか。それは、監督がイシグロキョウヘイさんだったからです。去年の「オカルティック・ナイン」とか、何年か前の「四月は君の嘘」が素晴らしかったため、この方が監督をやるならば面白いだろうと思ったためです。

 実に独特なアニメでした。主人公一行は「泥クジラ」という船に乗って砂の海を移動していて、その船の上で生活を営んでいます。しかもそこの人間は二種類に分かれていて、片方は短命だけど魔法が使える、片方は普通の人間、といった具合。船員はみな仲良く暮らしているのかと思えばそうでもないらしく、泥クジラから降りようとする集団もいる。泥クジラの上は1つの社会を作っているようで、そこには秩序があり、泥クジラの外に出ず、中で一生を終えることが普通、らしい。

 とまぁ、ここまでがアニメを見て分かったことですね。主人公は偶然にも宝石の国」と同じく記録係のチャクロ。彼が別の島で1人の少女を見つけたところから物語が始まります。

 面白いと思ったのは、生活ですね。泥クジラの上での生活が、非常に丁寧に描写されていて、1話だけでも、かなり作りこまれていることが分かります。そしてこれらの設定をナレーションがあったとはいっても、視聴者に分かりやすいように描写していくなど、手際が良く、さすがだなぁと思った次第です。

 このまま皆で反発もありながら冒険をしていく話なのかと思いきや、Bパートで一気に話が展開します。これ、こういう冒険ものなのですかね。とにかく、かなり先が気になる終わり方ですし、設定もかなり凝っているので、かなり期待して見ていきます。