暇人の感想日記

映画、アニメ、本などの感想をつらつらと書くブログです。更新は不定期です。

2017秋アニメ【いぬやしき】1話感想

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 「GANTZ」の奥浩哉さんの最新作。それのアニメ化。どうやら先日完結したらしいですね。私は原作未読で、これもノイタミナなので見た次第です。

 いや、ビックリしました。こんな作品だったんですね。前情報は一切入れていなかったので、序盤はただただ続く「家に居場所がない情けないお父さん」描写がキツくて見てられませんでした。頑張って購入したマイホームは隣に凄い奴がいるからショボく見えるし、日陰。まるで隣に対しての自分たちみたいで惨めです。臆病だから電車内のマナーが悪い若者に対して何も言えず、妄想で処理、挙句の果てには医師から胃癌宣告をされ、絶望に襲われます。ここまで見たときは、「これ、何てブレイキングバッド?」と思いましたよ。

 しかし、中盤の展開でぶっ飛ばされます。いきなり謎の宇宙人に爆殺されて体を兵器に改造されるとか、もはやギャグの領域ですよ。あの宇宙人はこの後絡んでくるのだろうか・・・。絡まなかったとしたらヒドイを通り越してギャグ認定ですね ここから冴えない中年だった主人公が活躍するわけです。といっても、1話では中の兵器が勝手にやったのですけど。このやり方もミサイル発射して殲滅とかじゃなくて、顔を瞬時に判別してネットにさらすとか意外と現代的。まぁあいつらはどうでもいいけど。

 1話では内容はここまでですが、このアニメ、退治される奴が揃いも揃って若者ですね。そして、爆発に巻き込まれたもう1人は若者。このアニメ、まさかおっさんが悪い若者をコテンパンにする話なのでしょうか。だったら、それはそれで面白そうですね。また、バラバラの家族がどうなっていくのか、も気になります。漫画版「ゼブラーマン」みたいに再生していくのでしょうか。そして、主人公・犬屋敷一郎の人間としての尊厳は保たれるのか。そんなことはお構いなしの「おっさん無双」な若者退治アニメなのか。気にして見てみたいと思います。