暇人の感想日記

映画、アニメ、本などの感想をつらつらと書くブログです。更新は不定期です。

2017秋アニメ【少女終末旅行】1話感想

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 秋アニメも1話が終わって、だいたい出そろってきましたね。さて、今日は少女終末旅行です。

 原作は未読で、秋に何を見ようか探しているときに偶然見つけ、とりあえず見てみました。そしたら、実に面白かったですね。話は女の子2人がもう滅んでしまった世界を探検するだけです。そしてその終末世界で、彼女たちが感じたことを綴っていくアニメでした。つまり、分類としてはこれは日常系アニメってことでいいのかな。

 1話はAパート、Bパートでそれぞれ1話ずつでした。サブタイトルは「星空」と「戦争」。「星空」はいきなり地下道から始まり、地上に出るまでを描いていました。それまではチトとユーリのゆるい会話が続きます。この会話がとてもいいです。終末世界なのに、どこかのんびりとした心地にさせられます。

 Bパートの「戦争」は過去の戦争の遺産を2人が探検する話です。相変わらずゆるい会話をする2人ですが、内容は結構重く、戦争についてです。この会話で、相田みつをを思い出しましたね。「奪い合うと足らないけど、分け合うと余っちゃうんだよなぁ」ってやつ。

 このアニメが特異なのは、終末世界という普通だったらシビアな世界として描写されるもので日常モノをやっている点。そして基本会話劇です。その会話の中で生まれた素朴な疑問をそれなりの教訓で、でもゆるく見せているあたりも上手いなと。兵器とかライフルとかミリタリー的要素もあったりして、独特の世界観は結構気に入りました。あえて言うならキノの旅の毒抜き版?

 ただ、チトには彼女なりの過去があるっぽいし、他にも人間はいるのかとか気になるところは多いです。何より世界観が気に入ったので、観ようと思います。