まだ夏アニメの感想も全てアップできていないのに、秋アニメの感想です。今回は「銀魂 ポロリ篇」の1話感想です。
深夜に時間が移動になってから、初のギャグ短編です。これを聞いたとき、とても嬉しかったことを覚えています。何故なら、これでようやく深夜という時間帯を活かせると思ったためです。
銀魂は夕方に放送されていた時ですらその下ネタと各方面を敵に回すパロディギャグで人気を博してきました。それが深夜になったのです。夕方でさえあれほどひどかったのに、深夜になったらいったいどれほど自由なギャグを飛ばしてくれるのだ、と期待した方も多かったのではないでしょうか。公式でも自らネタにしてましたし。
しかし、大きな問題がありました。それは、本編がこれまでと同じようにギャグ回メインではなく、シリアス長編がメインとなっていたことです。しかも最終章。なので、期待されていたほど過激なギャグはやらず、むしろ「これ夕方でもいんじゃね?」な内容が繰り広げられていました。
それと共に、前のシリーズではもう1つ気になった点がありました。それはクオリティの低下です。私は銀魂と言えば、「いつでも全力」なことが魅力だと思っています。ギャグ全力で敵を作るし、シリアスは全力作画と演出で某ジャンプ看板漫画原作のアニメたちに勝ると劣らないものでした。それが深夜に移動になってから、少しクオリティの低下がみられるようになったと思います。あんまり動かなくなったし。昔は結構動いていたような・・・。
まぁこのように、前のシリーズは個人的に不満があったわけです。ですが、今回は素晴らしかったです。完璧だったと思います。
まず冒頭、「これまでのあらすじ」で、いきなりいろんなアニメをパクるという暴挙、からの実写ネタ。ここから期待値が上がります。
で、作画も前のシリーズは何だったんだと言いたいくらい素晴らしかったです。まぁ、まだ1話ですからこれからどうなるか分かりませんが。しかし、キャラも良く動くし、何より会話のテンポがいいです。実写を観て会話のテンポに違和感を覚えていたため、「やっぱり、これが銀魂だよ」と思いましたね。そして他のジャンプ漫画を臆面もなく使いまくるという伝統も完全に網羅。もう最初から最後まで爆笑してました。
今回は神楽の彼氏の話ですが、前のシリーズで神楽一家の話を知った後だと、泣けてくる面もありますが、台無しなところも結構ありますね。海坊主はあんなにカッコよかったのに…。
後編へ続くとのことですが、これからどうなるのか、毎週楽しみに見たいと思います。
ポロリ篇の簡単な全話の感想と、銀ノ魂篇(2期)の感想です。