暇人の感想日記

映画、アニメ、本などの感想をつらつらと書くブログです。更新は不定期です。

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

初めてはてなブログのお題に参加したという話 お題:万全の体調管理を

今週のお題「冬の体調管理」 風邪をひきたくない。風邪をひくとロクなことがないから。学生の頃は違いました。例えば、朝起きて、「熱っぽいなぁ」と感じて実際に計ってみると37.4度の微熱があるとしましょう。真っ先にやることは自宅の受話器を取って学…

心の傷を治癒される者【シックス・センス】感想

77点 M・ナイト・シャマラン監督の永遠の代表作。そして私の2019年初の映画。ラストの大どんでん返しは今でも語り草となっています。ただ、私はそのラストは知っていました。これは同じ被害者を出さないために書いておきたいのですが、もしまだ『シッ…

TVドラマ『相棒』のメイン脚本家の変遷をまとめてみた

はじめに 現在、毎週水曜夜9時から放送されている人気TVドラマ『相棒』。現在17シーズンまで放送され、「視聴率が取れない」と言われているドラマ界の中で、今なお平均視聴率15%台をキープしている驚異のシリーズです。このブログでは全く話題にしてい…

2018年秋アニメ感想⑤【色づく世界の明日から】

『天狼 Sirius the jaeger』の次にP.A.WORKS制作が放ったオリジナル作品。視聴を決めた理由はこれだけで十分。中には微妙な作品もありますが、基本的にP.A.WORKSの作品は安定して面白いので。監督は『凪のあすから』や『さよ朝』でP.A.WORKSとコンビを組んで…

香川照之のサイコパス演技が笑えるけど怖すぎ【クリーピー 偽りの隣人】感想

85点 2016年に公開され、黒沢清映画の中ではちょっとだけヒットした映画。黒沢監督作は大分前に『CURE』を観ただけ。そんな私が本作を観た理由は、「世界最恐の映画監督 黒沢清の全貌」を読んだから。この本で黒沢清さんがどんな意図でシーンを演出し…

「遅れてきた世代」が紡ぐ「新たな伝説」【クリード チャンプを継ぐ男】感想

100点 「クリード」その意味は”信念” 『ロッキー・ザ・ファイナル』から9年。まさかのシリーズ復活作。前作で「ロッキーの物語」は完結しているため、主人公はロッキー最大のライバルにして最高の親友、アポロの息子アドニスになっています。しかし、鑑…

現代に上手くアップデートされたリメイク作【アリー/スター誕生】感想

80点 1937年に公開された『スタァ誕生』の3度目のリメイク。本作は前作にあたる1976年の『スター誕生』のように音楽業界を舞台にしています。私は過去3作は未見です。鑑賞理由は単純で、話題だったからです。後、ブラッドリー・クーパーの監督と…

驚異的なテクニックで描かれる群像劇【ブギーナイツ】感想

88点 今なお第1線を走り続けている天才監督ポール・トーマス・アンダーソン。彼の覇道が始まった記念すべきデビュー作。遂に鑑賞しました。 「天才監督」と言われるポール・トーマス・アンダーソンですが、デビュー作からその才能を爆発させています。ス…

インドに実在した「スーパーヒーロー」の映画【パッドマン 5億人の女性を救った男】感想

80点 この世界には、「スーパーヒーロー」がいる。アメリカにはスーパーマンが、ゴッサムシティにはバットマンが、日本にはウルトラマンが、そしてインドには、パッドマンがいる。本作は、インドで生理用ナプキンを発明し、インド中の女性を救った男、「パ…

辛い現実と向き合い、生きていく若者【青の帰り道】感想

90点 最初は存在すら知らなかった本作。Twitterでフォローさせていただいている方が激推しされていたので存在を知り、時間もぴったり合ったので鑑賞してきた次第です。 本作をポスターだけで判断すると、旬の若手俳優を集めたティーン向け映画のように思わ…

塚本晋也監督が原点回帰した傑作【斬、】感想

85点 『鉄男』『野火』など、常に「一線を越える人間」を描いてきた塚本晋也監督の最新作は、何と時代劇。ある村を舞台にして、人間の暴力についてを極限まで研ぎ澄まされた構成で描きます。上映前から情報は知っていて、塚本晋也監督には『野火』でノック…

2018年秋アニメ感想④【アニマエール!】

「まんがタイムきららキャット」にて連載中の卯花つかさによる4コマ漫画のアニメ化作品。原作は未読です。それでも見ようと思ったのは、まず監督が『ポールルームへようこそ』などに参加されていた佐藤雅子さんだったこと、そして何より、今期の「きらら枠…

設定とキャラの関係性の深化【ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生】感想

77点 現在大ヒット中の「ハリー・ポッター 魔法ワールド」第2弾。前作も大ヒットしたそうで、さすがハリポタだなと思ったのですが、個人的には微妙な出来の作品でした。なので、本作の出来次第ではシリーズを追っていくのを止めようと思っていたくらいで…

アニメーションで映し出す残酷な世界【生きのびるために】感想

88点 『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』を手掛けた、カートゥーン・サルーン制作のアニメーション映画。第90回アカデミー賞長編アニメーション部門にノミネートされた事でも記憶に新しい作品です。私も本作の存在については大分前から知っており、NET…

監督の執念が乗り移ったかのような怪物映画【恐怖の報酬(1977年) オリジナル完全版】感想

88点 1953年にアンリ=ジョルジュ・クルーゾーが監督した『恐怖の報酬』を、『フレンチ・コネクション』『エクソシスト』のウィリアム・フリードキンが1977年に制作した本作。試写で不評だったため、日本ではフィルムをズタズタに編集されて公開さ…

2018年秋アニメ感想③【青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない】

電撃文庫から刊行されている人気ライトノベルのアニメ化作品。タイトルのバニーガール先輩は1話冒頭に数分しか出てきません。原作は『さくら荘のペットな彼女』の鴨志田一、イラストは同じく『さくら荘~』の溝口ケージ。私は著者の前作についてはアニオリ…

ベスト・オブ・飯テロアニメ【衛宮さんちの今日のごはん】感想

今やオタクの中で知らない人はいないと断言できる超人気シリーズ『Fate』。そのスピン・オフグルメ漫画が原作。原作は現在、3巻まで刊行されていて、そのアニメ化作品となります。ただ、放送形態が特殊で、連続TVアニメの形式ではなく、毎月1日にネットで…

とても優しい映画だと思う【ROMA/ローマ】感想

97点 NETFLIXで配信された、メキシコのある家族を淡々と描いた映画。監督はアルフォンソ・キュアロン。キュアロン監督作で観ているのは『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』と『ゼロ・グラビティ』のみ。どちらも好きですが、監督の名前ではそこまで観…

2018年秋アニメ感想②【SSSS.GRIDMAN】

あけましておめでとうございます。昨年は当ブログを読んでくださってありがとうございました。今年も頑張って更新していきますので、読んでいただけたら幸いです。さて、新年一発目の記事はこちらです。 1993年の4月から1994年の1月まで放送されて…