暇人の感想日記

映画、アニメ、本などの感想をつらつらと書くブログです。更新は不定期です。

私的2017年映画ベストテン

 こんにちは。いーちゃんでございます。今年ももうお終いですね。世間はすっかり大晦日ムードで、周りも普段とはどこか違います。この大多数が休んでいる感じが何とも言えませんね。

 さて、私的には、今年も色々ありましたが、例年以上に映画をたくさん観ることができました。なので、ベストテンを決めてみようと思います。

 選定条件として、①年内に鑑賞したものに限る、②リバイバル上映は含まない、③2017年の鑑賞時点で「新作」にカテゴリされるもの、の3つを挙げたいと思います。

 方式としては、オールタイムベストの時と同じように、まず10本発表して、それから個別の感想に移りたいと思います。

 では、発表します。

 

【私的2017年映画ベストテン】

 1位「ありがとう、トニ・エルドマン」

 2位「三度目の殺人

 3位「夜は短し歩けよ乙女

 4位「女神の見えざる手

 5位「ドリーム」

 6位「エル ELLE

 7位「ベイビー・ドライバー

 8位「メッセージ」

 9位「哭声 コクソン」

10位「わたしたち」

※次点「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」

 

次点【KOBO/クボ 二本の弦の秘密】

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  圧倒的な技術に感嘆しました。そしてそれを以て我が国日本を描いてくれたことには、もう感謝しかないです。また、メッセージ性でも万人に通用するものだと思うし、観ないのは本当にもったいないと思います。本当にベストテンに入れたかったのですが、中盤の展開が微妙だったことがネックで、次点に収まりました。序盤と終盤だけならベストテン入り確実です。

 感想はこちら

inosuken.hatenablog.com

 

10位【わたしたち】

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 誰しも経験したことがあるいじめ問題を、学校内のカースト抗争を非常にリアルに交えて描いた作品。子どもたちの演技が自然で、だからこそ胸が痛いし、我々にも感じるものがある。最後の台詞を言えるような人間になりたいものですね。

 感想はこちら

inosuken.hatenablog.com

 

9位【哭声 コクソン】

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 エキセントリックな映画です。観ている間、脳みそをグチャグチャに掻き回されます。しかもただのスリラーではなく、最終的に神の話にスライドしていきます。意味が分かりませんが、何故か最後まで観てしまう。そんな映画です。

 ※ブログ開設の前に観たので感想は無しです。

 

8位【メッセージ】

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 今年はまさにドゥニ・ヴィルヌーヴの年だったと思う。「ブレードランナー2049」も公開され、本作と共に素晴らしかったです。私的にはこちら。「宇宙人との対話」がとても面白かったし、世界規模のマクロな話が最終的に1個人の人生の話に帰結する辺り素晴らしかった。後は音。やっぱり映画館で映画観るのっていいなと再認識しました。

 ※ブログ開設の前に観たので感想は無しです。

 

7位【ベイビー・ドライバー

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 音とアクションの完璧な融合。前代未聞の体験でした。これだけでも見る価値はある。ストーリーも「ベイビー」が「大人」になる話で面白いなと。

 感想はこちら

inosuken.hatenablog.com

 

6位【エル ELLE】 

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 初ヴァーホーベン。こんな映画があるのか、と観たときは衝撃を受けました。世の中の複雑な構造を「普通の映画」っぽく描いている。おかしいところはあるけど、誰が観ても面白い作りになってるし、何より主題が凄まじい。1個人の自律性を描いていていますね。もう何回か観返したいかもね。でも、超毒舌な映画だとも思うのよね。

 感想はこちら

inosuken.hatenablog.com

 

5位【ドリーム】

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 超良い映画です。完成度もそうですし、何より内容。差別意識の描き方とか、それを克服する才能。それをエンターテイメントとして風通しがいい作品として見せる。もう感服ですわ。

 感想はこちら

inosuken.hatenablog.com

 

4位【女神の見えざる手

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 とにかくジェシカ・チャステイン無双。ただただ彼女に惚れる作品。内容は銃規制法案を通すロビイストの話。二転・三転する脚本、そしてそれを超スピードで見せる展開。そして最後はド級カタルシスを観客に残し終わる素晴らしき作品でした。

 感想はこちら

inosuken.hatenablog.com

 

3位【夜は短し歩けよ乙女

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 とにかく私のような人間に刺さりまくりな作品でした。観ている間とても面白いです。ですが、最終的にとても感動しますし、自分の人生にちゃんと意義ある価値観を還元してくれる素晴らしい作品でした。

 ※ブログ開設の前に観たので、感想は無しです。

 

2位【三度目の殺人

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 これも恐ろしい映画だった。今見ている世界は、自らの主観で作られた世界なのではないか、という疑問に襲われました。1位と同率でもいいレベルです。

 感想はこちら

inosuken.hatenablog.com

 

1位【ありがとう、トニ・エルドマン】

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 今の自分に刺さりまくった作品。2位とは僅差。親子の絆も素晴らしかったです。ですが、私にはそれ以上に、自分を見失っているとき、自信を失くしているとき、本作を何度でも観返したいと思いました。

 

 以上、ベストテンでした。今年は「映画の当たり年」と巷で言われているように、素晴らしい映画にたくさん出会いました。下に上記以外で良かった映画を書いておきます。

『RE:BORN』『ビジランテ』『新感染 ファイナルエクスプレス』『マンチェスター・バイ・ザ・シー』『IT/イット"それ"が見えたら終わり』『スパイダーマン ホームカミング』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVOL.2』『ノクターナル・アニマルズ』『あゝ、荒野』『サバイバルファミリー』『レゴバットマン・ザ・ムービー』『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』『全員死刑』『夜明け告げるルーのうた

 以上になります。それでは皆様、良いお年を。