暇人の感想日記

映画、アニメ、本などの感想をつらつらと書くブログです。更新は不定期です。

映画オールタイムベストテン:2017に参加しましたよという話

 私も映画を観始めて何年か経ちました。本数を重ねてくると、自分の中で大切な作品にも巡り合えるものです。そういった作品がオールタイムベストというやつなのか、じゃあそろそろ私もベストテンなんていうものが選べるのかなぁとか考えていたところに下のような企画を見つけましてね。いい機会だと思いましたので、参加させていただこうと思った次第です。

 

d.hatena.ne.jp

 

 しかし、実際選ぼうとすると非常に難しい。何本か厳選してみたのですが、入る作品がその日によって変わったり、順位が違ってきたりします。ここら辺を考えまくっていたため、何と2週間かかっちゃいました。でも、「これが結論」というわけではなくて、あくまで「今の気分」のランキングです。もうこうするしかないと思い、開き直りました。では、発表します。

 形式として、まず一気に発表して、それから各々の作品について書いていきたいと思います。なお、選考の基準は適当です。自分の好き度でもあるし、映画の見方を変えたかでもあります。年数は日本公開日を参照にしています。

 

 私的映画オールタイムベスト10(2017年版)

 

 1位「ロッキー(1977年)」

 2位「桐島、部活やめるってよ(2012年)」

 3位「この世界の片隅に(2016年)」

 4位「トイ・ストーリー3(2010年)」

 5位「ゴジラ(1954年)」

 6位「ルパン三世 カリオストロの城(1979年)」

 7位「男はつらいよ(1969年)」

 8位「ゴッドファーザー PARTⅠ(1972年)」

 9位「スパイダーマン2(2004年)」

10位「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年)」

 

10位「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊

f:id:inosuken:20171214214016j:plain

 はい、10位は攻殻機動隊です。選出理由は簡単で、私が初めて見たジブリ以外の劇場用アニメだからです。だから観たときは衝撃でしたね。細かい動きとか描写もリアルなんだけど現実路線で、ジブリとは全く違う世界観が構築されていました。

 内容的にもこれまで見たことのなかったSFで(今考えると完全にブレードランナーなんですけど)、「自分とは何か」という哲学的なテーマを語っていたことも私の中では新鮮でした。要はジブリとは全く違ったアニメに圧倒されたっていう話ですね。そしてこれをきっかけの1つにして、「他にはどんなアニメ映画があるのだろうか」と思い、今敏細田守原恵一と入っていきました。はい。

 

9位「スパイダーマン2」

f:id:inosuken:20171214215307j:plain

 9位はライミ版「スパイダーマン2」です。これは数多くあるヒーロー映画で、「ヒーローとは何か」という問題に、個人的に最も共感できる回答を示しているためです。ピーターが1個人として「ヒーローである」ために悩み、最終的に自らの勇気だけで巨悪に立ち向かう姿はいつ見ても感動します。

 

8位「ゴッドファーザー PARTⅠ」

f:id:inosuken:20171214220234j:plain

 不朽の名作。これは私に「映画館で映画を観る喜び」を教えてくれた作品だからです。この作品は何度も見てますが、初めて見たときはDVDででした。その時も面白いなと思いました。ですが、そこまで記憶には刻まれませんでした。そして、しばらく後に「午前十時の映画祭」で鑑賞しました。そして、圧倒されました。いくつか映画を観ていたからかもしれませんが、映画館で観て、テレビで観たときとは違い、とんでもない映画だと思いました。テレビで見るのと映画館で観るのは、ここまで違うのかと思った次第でした。

 

7位「男はつらいよ

f:id:inosuken:20171214221131j:plain

 7位はこちら。寅さん。学生時代に観て、ハマってしまい全作見てしまいました。何故これが7位なのかというと、まぁ好きだからです。まぁおとぎ話みたいな映画なんですけど、でもこういうのっていいじゃないですか。確かに大切なものってあると思うし、それを重視する映画もいいじゃないですか。こういう価値観もいいと思います。また、とにかく渥美清さんですね。彼が凄まじい。観ているだけで癒されるし、元気が出てきます。あんな風に人間と関われたらいいかもなと思います。

 

6位「ルパン三世 カリオストロの城

f:id:inosuken:20171214222042j:plain

 6位はこれ。何というベタな。でも私にとっては最高の映画の1つです。何度見ても面白いですね。また、宮崎駿氏が余計な事を考えず、混ざりっ気のない彼の原液ともいえる内容なのも面白いですね。

 

5位「ゴジラ(1954年版)」

f:id:inosuken:20171214222412j:plain

 ゴジラシリーズの原点。幼少のころに観て大いにハマりまして。今も現役でファンです。「GODZILLA 怪獣惑星」も見ました。ゴジラが無ければ今の私はないかもしれないので、全作品を代表してこちらの作品で。

 

4位「トイ・ストーリー3」

f:id:inosuken:20171214224951j:plain

 「バズ!あんた飛んでるぜ」「飛んでるんじゃない。落ちてるんだ。カッコつけてな」このような2人のやり取りに痺れます。もうね、子どものときに観てオモチャを捨てられなくなって、大人になって3を見てみたら、ラストのアンディで「あぁ、これ俺だわ」と思い、泣いてやっぱりオモチャを捨てられなくなるという始末。思い出の一本としては3です。

 

3位「この世界の片隅に

f:id:inosuken:20171214223155j:plain

 3位。去年見たのにもうオールタイムベスト。タイミングの問題もあると思いますが、今は3位です。過去、彼女たちが生きていたという事実を実感させてくれる作品で、とにかく普遍的な「生きる」ことの素晴らしさを感じさせてくれる作品でした。多分、これからも何回も観ることになるでしょう。

 

2位「桐島、部活やめるってよ

f:id:inosuken:20171214223535j:plain

 桐島、オールタイムベスト2位だってよ。私が考えていることをズバリ描いていた作品。ここまで共感したことはなかったです。きつい現実を描いた作品ですが、「それでも生きていくしかない」というテーマも勇気づけられるものがあります。また、映画的表現というやつを意識するキッカケにもなった作品でした。

 

1位「ロッキー」

f:id:inosuken:20171214224115j:plain

 1位はこちら。とにかく、今の私の指針となっている映画。辛い時とか、「ロッキーならリングから降りるか」とか考えて頑張ったりします。「最後までリングに立っていられたら、俺は生まれて初めてクズじゃなくなる」この言葉は、いつも私を鼓舞してくれていると思います。

 

 以上、オールタイムベストでした。何年後かには変わるかもしれませんね。