暇人の感想日記

映画、アニメ、本などの感想をつらつらと書くブログです。更新は不定期です。

DVDその他鑑賞(2019年)

「違い」こそ最大の長所【ダンボ(1941年)】感想

77点 3月に公開された、ティム・バートン版『ダンボ』の予習の意味で鑑賞。実写版のほうは結局観なかったのですが、かといって本作を観たことが無駄になったかといえばそんなことはなく、名作とされているだけあってとてもいい作品でしたし、70年以上前…

前作をさらにスケールアップさせた2作目【ジョン・ウィック:チャプター2】感想

88点 キアヌ・リーヴスが素晴らしいガン・フーアクションを見せ、ロシアンマフィアを壊滅させた快作『ジョン・ウィック』の続編。10月に3作目となる『ジョン・ウィック パラベラム』の公開が控えていることもあり、遂に鑑賞しました。 鑑賞してみると、…

人類への希望に満ちた作品【インターステラー】感想 ※ネタバレあり

93点 クリストファー・ノーラン監督が2014年に放った、SF超大作。公開されてからというもの多くの観客の心を鷲掴みにし、オールタイムベストに入れている人も少なくない作品です。そんな作品なのですが、私は全く観たことがなく、ここまで来てしまいま…

好きという気持ちは「普通」である【カランコエの花】感想

94点 昨年一部で話題になった、LGBTを扱った作品。私の周りでも本作を強烈に推してくる人間がいたので、DVDがレンタルされたこのタイミングで鑑賞してみました。 確かに素晴らしい作品でした。上映時間は39分と短いのですが、中身は濃密。LGBTを扱った作…

『ゴジラ』の精神を受け継いだハリウッド版【GODZILLA(2014年)】感想

77点 2014年に公開されたハリウッド版ゴジラ。今年の5月末にハリウッド版『三大怪獣 地球最大の決戦』と言える『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』が公開されるので、復習の意味で鑑賞しました。 ハリウッド版『GODZILLA』と言えば、エメリッヒが…

邦題に偽りあり。コメディの皮を被った社会派映画だこれ【マネー・ショート 華麗なる大逆転】感想

87点 現在、絶賛公開中の『バイス』を監督したアダム・マッケイ。彼が制作し、アカデミー賞で脚色賞を受賞した本作。『バイス』が似たような感じの映画だと聞いたので、予習の意味で鑑賞しました。 タイトルは「華麗なる大逆転」です。これだけで連想でき…

映画人、イーストウッドの集大成【グラン・トリノ】感想

98点 クリント・イーストウッド監督が、自身最後の主演・監督作として制作した作品。本作はその意気込み通り、イーストウッドの監督として、そして役者としての集大成的な作品であり、同時の彼のアメリカへの遺言的なメッセージを持った作品でした。 本作…

これまでのイーストウッド作品を脱構築し、「落とし前」をつけた作品【許されざる者】感想

97点 「セルジオとドンに捧ぐ」 本作の最後に出てくる言葉です。ここでいうセルジオとドンとは、もちろんセルジオ・レオーネとドン・シーゲルのことです。クリント・イーストウッドは、彼らと組んで多くの作品を生み出してきました。中でも有名なのは、『…

街のダニ共を殲滅せよ【狼の死刑宣告】感想

86点 ソリッドシチュエーション・スリラー作品の『ソウ』や、ホラー映画『デッド・サイレンス』を撮ったジェームズ・ワン。彼が次に監督した作品は、まさかのビジランテもの。原作は『狼よさらば』を執筆したブライアン・ガーフィールド。それまでの2作と…

過去の陰惨な事件を暴け。【ドラゴン・タトゥーの女(2011年版)】感想

87点 全世界で大ヒットを飛ばした「ミレニアム」シリーズを原作とする本作。同じ原作を基に制作された「ミレニアム」三部作とは独立したシリーズで、監督は『セブン』『ファイト・クラブ』のデヴィッド・フィンチャー。前から観たかったのですが、ズルズル…

ワンアイディアものの傑作【ソウ】感想

85点 ジェームズ・ワンの監督デビュー作。有名な作品ですが、私はグロが苦手なため、長らく敬遠してきました。なので、ラストも知っています。それなのに何故観たのかと言えば、『アクアマン』に備えるため。有名な方なので、監督作を追っていこうと思い、…

【ヴィジット】感想 ※ネタバレあり

85点 それまで大低迷期の中にいたM・ナイト・シャマランが起死回生の手段として世に放った作品。メジャー大作ばかりだったこれまでとは違い、本作は無名俳優を使い、製作費もわずか500万ドルという超低予算映画です。しかし、出来の良さは制作費には比…

マカヴォイの名人芸を堪能しよう【スプリット】感想 ※ネタバレあり

78点 『ヴィジット』で復活を果たしたシャマランが次に放った作品。かなりの良作であった前作と比べると、本作は以前のシャマランらしく、展開と共にジャンルも変わるという変な映画でした。 本作はまずスリラーとして始まります。私は冒頭からやられまし…

「死なない(UNBREAKABLE)男」と「壊れやすい(BROKEN)男」【アンブレイカブル】感想 ※ネタバレあり

55点 M・ナイト・シャマランが『シックス・センス』の次に放った作品。『シックス・センス』は一見ホラーながらも実は心に傷を負った者がそのトラウマを乗り越えるというヒューマンドラマでした。しかし、そんな普通の良作であった『シックス・センス』と…

心の傷を治癒される者【シックス・センス】感想

77点 M・ナイト・シャマラン監督の永遠の代表作。そして私の2019年初の映画。ラストの大どんでん返しは今でも語り草となっています。ただ、私はそのラストは知っていました。これは同じ被害者を出さないために書いておきたいのですが、もしまだ『シッ…