暇人の感想日記

映画、アニメ、本などの感想をつらつらと書くブログです。更新は不定期です。

アニメ映画

「男を手玉に取る女」峰不二子【LUPIN THE ⅢRD 峰不二子の嘘】感想

78点 『峰不二子という女』より続く『LUPIN THE ⅢRD』シリーズ最新作。今回焦点が当たるのは、ルパンファミリーの紅一点、峰不二子。正直、不二子に焦点を当てた作品なら、同じくアダルト路線を追求した「峰不二子という女」というTVシリーズがあるため、…

これが、完全燃焼アニメーションだ【プロメア】感想

89点 『天元突破グレンラガン』『キルラキル』を生み出した今石洋之×中島かずき×TRIGGERの最新作。私は上記の2作品は好きで、制作会社のTRIGGERについても、毎クール作品が放送されていればチェックするくらいにはファンです。そんなスタッフが再結集する…

王道は外しながらも、まっとうな青春映画【劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~】感想

80点 武田綾乃先生による同名小説のアニメ化作品。TVアニメは2015年から放送され、現在2シーズンを数えています。映画はこのTVシリーズをまとめた総集編が2本と、外伝作品『リズと青い鳥』が1本あります。私は何だかんだで総集編以外は観ているので…

「どうしたんだ、原恵一!」と戸惑わずにはいられない【バースデー・ワンダーランド】感想

40点 『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』、『河童のクゥと夏休み』など、これまで傑作を多く世に送り出してきた原恵一監督。非常に強い作家性を持ち、故に『クレヨンしんちゃん』以外はそこまで大規模な公開はなく、興行収入…

いつまでも変わらない、奴らが帰ってきた【劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ】感想

65点 1985年より週刊少年ジャンプで連載が始まり、80年代のジャンプを代表する作品である「シティーハンター」。本作は実に20年振りの新作アニメ作品になります。私は平成生まれなので、もちろんリアルタイム世代ではありません。しかし、CSでやっ…

100%「ファンのため」のお祭り映画【コードギアス 復活のルルーシュ】感想 ※ネタバレあり

73点 2006年に第1作が放送され、その面白さから瞬く間に大ヒット作となった『コードギアス 反逆のルルーシュ』。私ぐらいの年齢は直撃世代であり、私の周りにもギアスファンは多々います。もちろん私も見ていて、その面白さにやられ、谷口監督の作品…

ディズニー・プリンセス、アッセンブル!【シュガー・ラッシュ:オンライン】感想

75点 2013年に日本で公開された『シュガー・ラッシュ』の続篇。『シュガー・ラッシュ』は思うところが無いわけではないのですが、基本的には非常に完成度が高い秀作でした。その続篇なので、公開前から観ようとは思っていました。ただ、ヒットしていた…

まさに「超」がつくにふさわしい作品。大迫力の戦闘シーンは映画館で観るべき!【ドラゴンボール超 ブロリー】感想

87点 遂に公開された、『ドラゴンボール超 ブロリー』。私の『ドラゴンボール』に対する熱は実は程々でして。そりゃ原作は全部読みましたけど、劇場版を観たのはもう随分前のことだし、TVシリーズも見たり見なかったりです。ただ、せっかくリアルタイムで…

まさかフルパワーのフリーザ様を「かわいそう」と思うとは・・・。【ドラゴンボールZ 復活の「F」】感想

50点 21世紀の『ドラゴンボールZ』劇場版第2弾。劇場作品としては前作『神と神』から2年振りの作品です。『神と神』は話が全体的に緩く、それ故に作品全体に緊張感が出ず、面白くない作品になっていました。 inosuken.hatenablog.com そんな微妙だっ…

『Dr.スランプ』みたいなユルさだけが残った映画【ドラゴンボールZ 神と神】感想

40点 2013年に公開された、シリーズとしては17年振りの劇場版。当時は『ドラゴンボール改』終了から2年経っていたにもかかわらず、最終興行収入が約30億という大ヒットを記録し、『ドラゴンボール』の人気を改めて示しました。私は『ドラゴンボー…

圧倒的アニメーションクオリティ!ストーリーは微妙【ムタフカズ】感想

65点 スタジオ4℃制作の日本とフランスの合作映画。スタジオ4℃は以前制作した『鉄コン筋クリート』が大変素晴らしい出来だったため、本作は制作を知った時から楽しみにしていました。鑑賞してみると、確かにアニメーションは素晴らしかったです。しかし、…

『オルタナ』よりも「劣化版」感が強い【フリクリ プログレ】感想

45点 『フリクリ』の続篇2部作の2作目。前作『オルタナ』は『フリクリ』である意味がない、と書きましたが、本作は『オルタナ』と比べれば、前作と直接つながっているだけあって、まだ『フリクリ』らしさがある作品でした。ただ、それだけに、前作とは違…

『フリクリ』である意味がない。【フリクリ オルタナ】感想

47点 はじめに 「もう、ギンギンじゃんかよ」 「もう」というか、20年くらい前に発表された前作からして「ギンギン」だった『フリクリ』。私はリアルタイムで見たわけではないですが、アニメに興味を持ち始めたときにレンタルで見ました。初めて前作を見…

人生で大切なことを教えてくれる映画【若おかみは小学生!】感想

89点 原作未読、TVアニメも未視聴。絵柄も所謂「児童向け」アニメ。これだけ材料が揃えば普段は観ないのですが、何故観たのかというと、監督が高坂希太郎さんだからです。彼はスタジオジブリ出身のアニメーターで、『千と千尋の神隠し』や『風立ちぬ』で作…

『透明人間』は素晴らしい!でもポノックはこのままでいいのかな?【ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間】感想

60点 スタジオジブリから独立した西村義明Pと米林宏昌監督が設立したスタジオポノック。2作目の公開作品。前作『メアリと魔女の花』は「魔法」をジブリに例え、「魔法なんていらない!」と言ってジブリからの決別を図った内容になっていたと思います。し…

「世界一優しい場所」それは映画館にあった【劇場版 のんのんびより ばけーしょん】感想

85点 にゃんぱす~ 『のんのんびより』まさかの映画化。すごいんな~。ド田舎に住む4人の女の子(+男子1人)を主人公に、彼女たちののんびりとした日常を描いた癒しの作品。正直、こういった日常系作品をTVアニメから「映画」にする場合、アクションと…

家族の物語。泣きました。【バオ】感想

80点 『インクレディブル・ファミリー』と同時上映の短編。こちらは簡単に感想を書きます。本作も同時上映作品と同じく、「家族」の話でした。 最初は動く肉まんを通した不思議な生活が描かれます。最初はファンタジーか何かと思っていましたが、観ていく…

素晴らしいジュブナイル映画【ペンギン・ハイウェイ】感想

80点 『フミコの告白』『陽なたのアオシグレ』の石田祐康監督。彼の初長篇監督作。この情報を知ったとき、とても嬉しく思ったことを覚えています。彼のことは昔から知っていて、「いつ長篇作るのかなぁ」と思っていたので。なので、応援の意味を込めてムビ…

前作と比べ、監督の個性がいい意味で薄れた娯楽作【インクレディブル・ファミリー】感想

82点 アクの強い人格でありながら、その天才的な手腕で名作、良作を生み出しているブラッド・バード監督。彼の最新作は、何と14年前の監督作『Mr.インクレディブル』の続篇でした。前作はヒーロー映画を中年の危機を交えつつ完璧に作り、尚且つ自身の作…

「なりたい自分になれよ」じゃないんだ・・・【Mr.インクレディブル】感想

87点 8月に続篇である『インクレディブル・ファミリー』が公開されるので、復習として鑑賞。14年前にリアルタイムで映画館で観たのですが、未だに覚えているシーンが多々あったりしたし、なによりピクサーなので面白いだろうと思っていました。そして、…

監督の妄想が炸裂したとても変な作品【未来のミライ】感想

50点 はじめに 『バケモノの子』以来、実に3年ぶりとなる細田守最新作。予告からは、甘えん坊のくんちゃんが、未来からやってきたミライちゃんと共に時空を超えた旅をして成長する話という印象を受けました。しかし、実際に観てみると、その内容は細田守…

「なりたい自分になる」姿を描いた傑作【アイアン・ジャイアント】感想

97点 はじめに 8月に最新作『インクレディブル・ファミリー』の公開が控えているブラッド・バード監督。彼が生み出した名作。先日「アニメ秘宝」を購入して読んでみたら、かなりの方がこれを挙げており、興味が湧いたのと、最新作の公開も近いのでちょう…

スタッフが「いい!カッコいい!」と思っているものだけでできた快作【ニンジャバットマン】感想

79点 ・はじめに 「スーパーマン」と並んでアメコミの代名詞的な存在であるバットマン。本作はそのアニメ化作品になります。注目すべきは本作はアメリカが制作したものではなく、ほぼ100%日本が制作した、日本産バットマンだということです。制作は『…

五エ門らしいストイックすぎる作品【LUPIN THE ⅢRD 血煙の石川五エ門】感想

85点 『峰不二子という女』から始まった『LUPIN THE ⅢRD』シリーズ。その3作目(劇場版としては2作目)。よく知られている『ルパン三世』のイメージに囚われず、原作漫画が持つハードでアダルトな作風、そして『ルパン』シリーズ屈指のハイクオリティな…

笑いあり、涙あり、友情あり、メッセージありの超1級の娯楽作。【犬ヶ島】感想

88点 はじめに ウェス・アンダーソン監督が、日本への愛を存分に詰め込んだストップ・モーションアニメ。設定からすると大変奇抜な映画かと思うかもしれませんが、その実、内容は笑いあり、涙あり、友情ありの王道の活劇であり、同時に非常に政治的な内容…

2人の青春と心の距離を濃密に描いた傑作【リズと青い鳥】感想 ※ネタバレあり

98点 GW中は諸事情により、映画が観られないという拷問のような日々を送っていました。6日にその諸事情も一段落して、少しは楽になりましたので、ようやくずっと観たかった本作を鑑賞しました。 今年もちまちまと映画を観続けてまいりましたが、1年の折…

一応【リメンバー・ミー】とリンクしたテーマだけど、長すぎ【アナと雪の女王/家族の思い出】感想

40点 『リメンバー・ミー』と同時上映の短編。ピクサー映画についてくる短編は毎回実験的なもので、結構楽しみにしてたりします。しかし、本国ではあまりのつまらなさと時間の長さから映画館のスタッフが対応に追われ、途中から上映を止めたとか。そんな情…

「忘れない」ことで、人は生き続ける【リメンバー・ミー】感想

80点 国民的漫画『ONE PIECE』。この作品には、今なお語り継がれている名台詞があります。16巻に掲載されているDr.ヒルルクの最期の言葉です。 「人はいつ死ぬと思う?心臓を銃で胸を撃ち抜かれた時・・・違う。不治の病に侵された時・・・違う。猛毒キ…

誰かの愛に包まれた人生っていいよね。【さよならの朝に約束の花をかざろう】感想

65点 『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない』『とらドラ!』『心が叫びたがっているんだ』などで知られる脚本家、岡田麿里。彼女の初監督作。脚本家が監督に転向することは実写だとよくあることです。邦画で有名どころを言えば、宮藤官九郎とか、三…

秀逸なリメイク作品【銀河英雄伝説 新たなる戦いの序曲】感想

78点 『銀河英雄伝説』劇場版第3弾にして、OVA版では最終作。内容はOVA版の1話と2話を元に、外伝の内容などを加味したもので、リメイクに近いと思います。ですが、昨今アニメ界で流行りの既存の映像を切り張りし、新規カットを加えて新たに作り直すもの…